2019年11月28日
吹きガラス工房閉鎖のお知らせ。

嬉しいことも悲しいことも最大級にあった2019年。
盆と正月が来たような忙しさ。という感じもありつつ、これにふさわしい言葉が見つかりませんが、10月末をもちまして吹きガラス設備を閉鎖しましたのでお知らせいたします。
閉鎖の理由については、予てから抱えていた問題が弾けた。ということが大きいですが、次の扉を開けるべく一歩を踏み出しました。
まずは片付けが終わったら他のガラス技法でやって見たかった事など少しずつ挑戦して見たいと思います。
何か決まりましたらまたお知らせしますね。
販売は引き続き行ないますので宜しくお願いいたします。
ひと区切りとなるにあたり、、
吹きガラスを通して出会えた皆さまに支えられてここまで来れたこと、
心より感謝申し上げます。
お名前を頂戴していた皆さまには、時間が足りず先にお便りできなか
ったことお許しください。
私にとって吹きガラスは、ガラスの中の王様的存。
設備も管理も手がかかるので何かと大変でしたが、溶けたガラスを間接的に触れるという他にはない唯一無二のもの。
築炉には2年半かかり解くのは一瞬で、自分で作った窯がどんな風に劣化しているのか答え合わせのような感じで解体中。
技術的なコンプレックスはありつつ、こだわったものを作り、それをお求め頂いて、また頑張ろう!の繰り返しでした。
ご期待に応えられなかったり心残りなことも沢山ありますが、これからも引き出しを増やしながら、製作環境を整えて行きたいと思っています。
上記の写真は、2015年 カメラマンの大城亘さんがひょんなことから撮影されたもの。
(承諾を得て写真の写真を撮ってUPの為、色は100%ではありません、、、)
満天の星空に煌々と放つ溶解炉の火のひかり。
私には燃料を送るポンプの音も聞こえてくる。
4年前にこの写真を見たときは、喜びと感動に溢れていて、今はじわっと目頭が熱くなる感じ、何年か後はどんな気持ちで見ているのだろう。
この写真があって本当によかった。
多大な感謝、有難うございました!!


自作の溶接「ドーム」

1400度の熱に耐えた SUS310の全ネジ棒にセラミックの棒、ワッシャーにスピードクリップ。スピードクリップは熱膨張でゆるゆるに。
続く??かな、、。
Posted by ロボッツ at 23:02│Comments(0)
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